碧いラフレシアの花 その247 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


次の日の朝にローディーのしんちゃんがやって来た。


思えば3年前に真帆が女子寮から引っ越すのをKENちゃんと手伝ってくれたのもしんちゃんだった。


あの頃は幸せだった。


KENちゃんの愛をいっぱい受けていた。







真帆はしんちゃんの後ろにTAKAが立っているのにすぐに気がついた。


「え?何でTAKAが来たの?」

真帆が驚いた。

TAKAの話によるとカウントダウンイベントの出演バンドがひとつキャンセルをして、予定が変わったのだそうだ。

だからしんちゃんが真帆の家の近くのTAKAと一緒に仕事に行く事にしたのだそうだ。


これは困る。

お母さんが今日はいるのに・・・。


かつてKENちゃんが「マザコン女」とコメントした真帆が、TAKAを母親に見せる勇気はなかった。


しんちゃんとTAKAがおかまいなしにアパートに乗り込んできた。


お母さんはしんちゃんの丁寧な挨拶には好感を持った。

でもTAKAが「あ・・おかーさん。どーも。」と言った時、真帆の母親は露骨にむかっとした顔をTAKAに見せて、腕組をしてじろじろとTAKAを見た。