そのうちに真帆がコタツに入って横になった。
吹雪の音がびゅうびゅう響いた。
感覚が研ぎ澄まされて・・奇妙な静けさが襲って来た。
TAKAもコタツの真帆のすぐ横に入って来た。
「ねえ、付き合おうよ。」TAKAが真帆に言った。
「やだよ。」真帆が答えた。
「何で?」TAKAが聞いた。
「二人で不幸だから・・。泳げない子供が二人で海に行くみたいで・・・先がないもん。」真帆が呻くように言った。
「そんなことないだろ・・・。」TAKAがぼそっと言った。
「どっちかがマトモじゃないと続かないよ。」真帆が面倒くさそうに答えた。
「マトモなKENちゃんは逃げたけどね。」TAKAが冷たく言った。
「TAKAとの付き合いなんか7,8ヶ月くらいしか持たなかったよ。付き合ってる時だって全然幸せじゃなかった。」
「そうは言うけど、俺は浮気はしていなかった・・・。会社のおっさんとかKENちゃんとかが勝手に真帆の体に乗っかって横槍を入れて・・終わっちゃったんだけど・・。」
「TAKAの事は嫌いではないけどさあ。でも付き合う・・って?ポン中で死にそうな女と破産しそうな男の組み合わせなんかやだよ。」
「冷たいなぁ・・。」
「冷たくないよ。TAKAの為だよ。マトモな女と付き合ったほうが身の為だよ。」