碧いラフレシアの花 その232 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「あ・・、元気出してね・・・。」

TAKAがそう言いながら、ジーンズのポケットから何かを出した。


見たらドラックだった。


「これ、真帆から5万で買い取ったやつの最後の残り2回分。」

「・・・・。あ・・、もうやりたくないよ。TAKAが買ったんだから、TAKAが使ってよ。私はTAKAより馬鹿だから一回やると死ぬまでやるタイプだよ。もうこんなの見せないでよ。」


「俺もこれで足を洗いたい・・。金が続かない・・。借金多いし。二人で最後に一緒に打って、終わりにしようよ。」

「え・・・。困るよ。」

「アル中だってみんなで会合開いて一緒に治すんだから、一緒に助け合って足を洗おうよ。お互い気をかけあってクリーンになろうよ。独りでこそこそやるから真帆は行く所まで行っちゃうんだよ。真帆は仕事の内容も孤独な感じだし・・。」

「でもTAKAと一緒だと、助け合ってクリーンになるというよりは・・・馬鹿の2乗・・・あ・・ごめん・・・・って感じで悪く出そう。」

「そうでもないんじゃないの。なんだかんだとディーラーのおっさんとか俺が出入りして気が紛れたでしょ?本当に孤独だと自殺目的でいっぱいぶち込んでオーヴァードースで死んじゃうよ・・。」

「これからお母さんと一緒に暮らすから、TAKAは心配しなくてもいいんだよ・・。ってか、自分の心配したら?・・・あ、私に言われたかないか・・・。」


「あ・・、クリスマススペシャルで一緒にやろうよ。」

TAKAが言った。

「それは・・ちょっと・・。」

真帆が苦笑しながら断った。