「あ・・、元気出してね・・・。」
TAKAがそう言いながら、ジーンズのポケットから何かを出した。
見たらドラックだった。
「これ、真帆から5万で買い取ったやつの最後の残り2回分。」
「・・・・。あ・・、もうやりたくないよ。TAKAが買ったんだから、TAKAが使ってよ。私はTAKAより馬鹿だから一回やると死ぬまでやるタイプだよ。もうこんなの見せないでよ。」
「俺もこれで足を洗いたい・・。金が続かない・・。借金多いし。二人で最後に一緒に打って、終わりにしようよ。」
「え・・・。困るよ。」
「アル中だってみんなで会合開いて一緒に治すんだから、一緒に助け合って足を洗おうよ。お互い気をかけあってクリーンになろうよ。独りでこそこそやるから真帆は行く所まで行っちゃうんだよ。真帆は仕事の内容も孤独な感じだし・・。」
「でもTAKAと一緒だと、助け合ってクリーンになるというよりは・・・馬鹿の2乗・・・あ・・ごめん・・・・って感じで悪く出そう。」
「そうでもないんじゃないの。なんだかんだとディーラーのおっさんとか俺が出入りして気が紛れたでしょ?本当に孤独だと自殺目的でいっぱいぶち込んでオーヴァードースで死んじゃうよ・・。」
「これからお母さんと一緒に暮らすから、TAKAは心配しなくてもいいんだよ・・。ってか、自分の心配したら?・・・あ、私に言われたかないか・・・。」
「あ・・、クリスマススペシャルで一緒にやろうよ。」
TAKAが言った。
「それは・・ちょっと・・。」
真帆が苦笑しながら断った。