碧いラフレシアの花 その213 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


しばらくしてまた電話が鳴った。

TAKAかと思ってうんざりしたが、仕事関係かもしれないと思って電話を取った。


恐ろしい事にドラックディーラーの呉だった。


「もう、絶対に電話をかけないでって言ったのに!」真帆が怒った。

「いえ・・、どうなされたのかと心配になったのです。」

「自分でクスリ売りつけて心配とか言わないでよ・・・。」真帆が呆れた口調で言った。

「そう言ってしまえば・・そうですが・・。心配しているのは本当です。」

「もう死ぬからクスリは売りつけないで。寝るのもナシ。」

「具合が悪いのですか?」

「本当に具合が悪くて死にそうだから、電話して来ないで。」

「こんな時あなたの同居している恋人は何をしているのですか?」

「私が麻薬中毒だから怒って出て行ったよ。私もそろそろキチガイになるから関わらないほうがいいわよ。金もないしね。アレももうしないからね。」

「あなたが死にそうなのに見捨てて出て行ったんですか?まあ、気が短そうな人でしたけどね。ちょっとあの人とお話して分かりましたよ。冷たい男です。」

「うるさいなー。もう電話して来ないでよ。」

真帆が怒って電話を切った。