「KENちゃんが置いていった合鍵ちょうだい。」
真帆が白いコートを着て震えながら言った。
「だ・・大丈夫なの?」TAKAが聞いた。
「大丈夫だよ。これくらいじゃ死なないよ・・。」真帆が言った。
「いや・・、もう大丈夫じゃないでしょ・・これは。」TAKAがたどたどしく言った。
「ヘンな事なんか考えていないよ。仕事もしてるし・・・。」真帆がむっとして言った。
「自覚ないだろう?お前?何で震えてるの?」TAKAが怒った口調で言った。
「引越しで家の中に入れなかったから・・・外にいて・・・体が冷えた。」真帆がぼそぼそ話した。
「KENちゃんが最後に発見したクスリはどこにあるんだよ?」TAKAが聞いた。
その時アパートの隣の部屋の住人がドアから出てきて2人をチラチラ見た。
気まずくなったTAKAが真帆を自分の部屋に入れた。
真帆がコタツの中に入った。
「俺に、ドラックの残りを差し出せ!不安になる!」
「嫌だよ!」
「俺が5万で買い取る!」TAKAがどやした。
真帆がバックから3回分ドラックを出した。
「5回分あったけど、もう2回使っちゃった。3回分で5万ね・・。」真帆が無表情で言った。
「あのさー、こんなの持ち歩いてるわけ??」TAKAが呆れた表情で言った。
「家に置いたら引越しの時バレるでしょ!あんたのクスリも引越しのとき、昔、私が預かったんだよ?忘れたの?」
「ははは・・。でも・・お前の場合はもう・・見ていて不安になるレベルだぞ・・。」
TAKAが財布から5万を出して真帆に渡した。
「これからどうするんだよ?」TAKAが聞いた。
「知らない・。」真帆が答えた。