碧いラフレシアの花 その209 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「KENちゃんが置いていった合鍵ちょうだい。」

真帆が白いコートを着て震えながら言った。

「だ・・大丈夫なの?」TAKAが聞いた。

「大丈夫だよ。これくらいじゃ死なないよ・・。」真帆が言った。

「いや・・、もう大丈夫じゃないでしょ・・これは。」TAKAがたどたどしく言った。

「ヘンな事なんか考えていないよ。仕事もしてるし・・・。」真帆がむっとして言った。


「自覚ないだろう?お前?何で震えてるの?」TAKAが怒った口調で言った。

「引越しで家の中に入れなかったから・・・外にいて・・・体が冷えた。」真帆がぼそぼそ話した。

「KENちゃんが最後に発見したクスリはどこにあるんだよ?」TAKAが聞いた。


その時アパートの隣の部屋の住人がドアから出てきて2人をチラチラ見た。


気まずくなったTAKAが真帆を自分の部屋に入れた。


真帆がコタツの中に入った。


「俺に、ドラックの残りを差し出せ!不安になる!」

「嫌だよ!」

「俺が5万で買い取る!」TAKAがどやした。


真帆がバックから3回分ドラックを出した。

「5回分あったけど、もう2回使っちゃった。3回分で5万ね・・。」真帆が無表情で言った。

「あのさー、こんなの持ち歩いてるわけ??」TAKAが呆れた表情で言った。

「家に置いたら引越しの時バレるでしょ!あんたのクスリも引越しのとき、昔、私が預かったんだよ?忘れたの?」

「ははは・・。でも・・お前の場合はもう・・見ていて不安になるレベルだぞ・・。」

TAKAが財布から5万を出して真帆に渡した。

「これからどうするんだよ?」TAKAが聞いた。

「知らない・。」真帆が答えた。