真帆がアパートに着くとKENちゃんはもう帰って来ていてTVを観ていた。
「俺、今日仕事の後、TAKAちゃんと牛丼食ったから、夕食いらない・・・。」
KENちゃんが言った。
「どこ行ってたの?遅いじゃん。」
KENちゃんが冷たい口調で言った。
「買い物に行っていたんだよ・・。」
真帆がぼそっと言った。
KENちゃんが馬鹿にしたように笑った。
「何を買ったんだよ・・・?こんな時間に何のお買い物だぁ・・・?」
「何を言ってるの・・・。」
「買った物を俺に見せろっ!」
KENちゃんが真帆に大声でどなった。
「やめてよ・・。KENちゃんが・・・私・・もう怖いよ・・・。」
真帆が泣き出した。
「お前のバックよこせ!中を見せろ!俺がチェックする!」
「嫌だよぉ・・・。」
「何で嫌なんだよぉ?」
「え・・・、女の子のものとかあって恥ずかしいもん・・。」
「何だよ、その女の子のものって?意味通じねえーよ。」
「タンポンとか・・・。」
「関係ねぇ!」
KENちゃんがど迫力でどやすので気の弱い真帆がぐずぐず泣き出した。
「泣いても、検査は続行・・・。」
KENちゃんが冷たく言い放ち、真帆のバックの上下をひっくり返して、バックの中の物を畳の上に散らばせた。
「KENちゃんやめてよ・・。もうKENちゃんが怖いよ・・。私を信じてよぉ・・。」
真帆が泣きながら畳に顔を伏せた。