碧いラフレシアの花 その201 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



KENちゃんが仕事で出かけた後、真帆は引き出しの奥にある麻薬を少しずつ使った。


最後の麻薬を使った時、真帆は風邪を引いていた。


風邪薬を飲んでいたが、頭がぼおっとしていてだるかった。


ストッキングで腕をしばって血管を出して最後のドラックを打ち込んだ。




その後奇妙に頭が冴えわたり

不思議な静けさがやってきた。


その静けさは神聖で

誰にも侵しがたい・・・・

・・・・・・不可侵のものだった。


体調が良くなったので・・・

外に出かける事にした・・・・。


晩秋の空がどんよりと暗く

午後の風が冷たかった。


青い白いボアの付いたコートを着た小柄な真帆が

グレーの空の下をてくてくと歩いた。


曲がり角を左に曲がったら・・・

見慣れた顔が停車している車の中にあった。


嗚呼・・ディーラーの呉だ・・・。

真帆はバレないように顔を背けた。


呉がすぐに気がついて笑って車から出てきた。

「ちょっとおはなししましょう・・。」

呉が言った。


呉がそのまま真帆の腕を取った。