碧いラフレシアの花 その194 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


真帆のお母さんは真帆が急激に痩せたのに気がついていた。

「どうしたの?ちゃんと食べてるの?」

「仕事が忙しくて・・徹夜とか多くて・・・。」

真帆が言い訳をした。


「あー、甲斐性がない男と一緒だからね!こんなに働いて可愛そうにね!」

真帆がうつむいた。

「真帆、オマエはそこらへんの男よりは稼げてるんだよ。今はいいけどKENちゃんなんか3年後にはタダのお荷物だよ!」


それからお母さんが結婚の難しさについて自分の経験から話しだした。

ある話は初耳だった。


真帆のお母さんは、売れない絵描きのお父さんとでき婚をして・・・

ただただ苦労した・・と言った。

お父さんは精神的におかしく・・・

ここが初耳だった・・・のだが・・・

精神分裂症

だった・・と聞いた。

そのうちに真帆がかなり小さい時に胃がんで死んで・・・

真帆は父親の記憶が

全くない。


「オマエは顔とかも父親似で繊細だから・・・。変わった男について行って欲しくないよ。心配だよ。」

真帆は何も言えなかった。

「女は健康で経済力のある男と一緒になれば幸せになれるんだよ・・・。何が楽しくて・・・。だってアレは・・ちょっとねぇ・・。」

「でもKENちゃんは優しいんだよ・・・。」

「あー、出版社勤務とか編集者の優しい男を探してよ。アレは若気の至りだよぉ・・真帆・・。目を覚ましてね。」