夏の終わりに真帆は実家の母親に会いに行った。
真帆のお母さんはKENちゃんについてもう激しくは反対していなかった。
それでも決して賛成だとか・・・
喜んでいる・・・・
とか・・・
そういう事では
なかった。
もうKENちゃんは真帆を養っていなかった。
真帆のキャリアのほうが
絶好調で
収入格差が激しくなったからだ。
今度マンションに一緒に引っ越す時
真帆のほうが多く払おうとしていた。
こういう点がお母さんと言い争いになった。
「KENちゃんがいてくれないと自分はやっていけないんだよ・・・。」
真帆が泣きながら言った。
その本当の意味が
お母さんには
分かる訳もなかった。