碧いラフレシアの花 その192 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


KENちゃんのツアー中に真帆は自分独りで断薬してみることにした。

ツアー中ならTAKAもヤクを持ってウロチョロしないし、KENちゃんとセックスする時にも使わないし、これがクリーンになるいいチャンスだと思った。


それが思ったよりも本当に辛かった。

クスリが切れると非常に怒りっぽくなり、些細な事でアシスタントに怒りを爆発させた。

最初のアシスタントは雇ってから1ヵ月で辞めた。


2代目のアシスタントは泣きながら寝泊りして仕事をした。

他人の小さなミスや言動が気になり、ヒステリックになった。


KENちゃんが心配して真帆にマメに電話したが・・・・


明らかに真帆の人格がゆがんでいる

・・・・という事に気がついた・・・・


でもKENちゃんにはどうする事も出来なかった。



とりあえず真帆は3ヶ月クリーンになる事に成功したが・・・


同期の年齢が近い漫画家と

クラブに遊びに行き・・・

ついつい中国人のディーラーからまたクスリを買った。


ドラックまみれになって描いた漫画は奇妙に売れ続け


B級ロッカーのKENちゃんの収入の3倍近くを真帆は印税から得るようになった。


金があるとドラックを買って

ドラックを買うために仕事をする・・・。




あっという間にドツボに堕ちた。


アシスタントのいない時がドラックをやる時だった。


寂しかった。


KENちゃんにいつも側にいて欲しかった。

でもKENちゃんはツアーで不在だった。