KENちゃんのツアー中に真帆は自分独りで断薬してみることにした。
ツアー中ならTAKAもヤクを持ってウロチョロしないし、KENちゃんとセックスする時にも使わないし、これがクリーンになるいいチャンスだと思った。
それが思ったよりも本当に辛かった。
クスリが切れると非常に怒りっぽくなり、些細な事でアシスタントに怒りを爆発させた。
最初のアシスタントは雇ってから1ヵ月で辞めた。
2代目のアシスタントは泣きながら寝泊りして仕事をした。
他人の小さなミスや言動が気になり、ヒステリックになった。
KENちゃんが心配して真帆にマメに電話したが・・・・
明らかに真帆の人格がゆがんでいる
・・・・という事に気がついた・・・・
でもKENちゃんにはどうする事も出来なかった。
とりあえず真帆は3ヶ月クリーンになる事に成功したが・・・
同期の年齢が近い漫画家と
クラブに遊びに行き・・・
ついつい中国人のディーラーからまたクスリを買った。
ドラックまみれになって描いた漫画は奇妙に売れ続け
B級ロッカーのKENちゃんの収入の3倍近くを真帆は印税から得るようになった。
金があるとドラックを買って
ドラックを買うために仕事をする・・・。
あっという間にドツボに堕ちた。
アシスタントのいない時がドラックをやる時だった。
寂しかった。
KENちゃんにいつも側にいて欲しかった。
でもKENちゃんはツアーで不在だった。