次の日の朝、玄関の呼び鈴が鳴ったので真帆がドアを開けてみるとTAKAが立っていた。
「あー、TAKA。KENちゃんは今買い物に行っていないよ。お昼から事務所の人と一緒に引越しを手伝いに、そっちに行くって言ってたけど・・。・・・、アレ、どうしたの??」
「あ・・・、これ預かってて・・・。」
TAKAがカバンからクッキーの缶を出した。
「・・・・。」
「ヤバイ物だから・・ごめん・・。事務所にバレるとキツイから・・。」
「あ・・・あ。分かった。」
「真帆も引越しの手伝いにおいでよ。」
「え・・・、ちょっとそれは・・・。」
「俺のことやっぱ無茶苦茶だから・・嫌いなの?」
「嫌いだと思った事なんかないよ。」
「じゃ、おいでよ。」
「仕事がいっぱい溜まっていて・・・。ごめん。」
TAKAが子供っぽく泣く真似をした。
それから「じゃあね。またね。」と言ってTAKAがドアを閉めた。