碧いラフレシアの花 その178 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



TAKAはその後、事務所の社長と田畑さんに呼ばれた。


「認知も結婚も絶対ナシ!」


という3人による協定が結ばれた。


社長さんの話によると、認知なんかしてしまうとTAKAが万が一凄く売れた場合、足を引っ張られる・・という事だった。

「結婚どころか、一緒に暮らすのも嫌。」のTAKAの言い切りに、社長さんと田畑さんが、そうだ、そうだ、それでいいんだ・・という顔をした。


「オマエ、引っ越せよ。引越し代振り込むから。電話番号も変えろよ。」

社長さんが言った。


「オマエには妻子は無理だ。できない事は最初からするな。」

田畑さんがTAKAの肩をポンポンと叩いて言った。


「それが・・、堕ろせない時期まで、妊娠については言わないし・・・4日前まで双子がいるなんて言わないし、

認知してくれって昨日泣きながら電話来たけど・・・。あいつのほうがずっと高給取りなのに・・・認知して養育費二

人分振り込めとか言われるのかな・・?何か腑に落ちない・・。」

TAKAが愚痴った。


「藤田さゆりさんって有名なスタイリストさんだよね?いっぱいクライアントがいるから、オマエの子供だという保障は何もないぞ。」

田畑さんが言った。

「戸籍の父親欄を埋める名前が欲しいのさ・・・。」

社長さんが言った。


「万が一オマエが当たった時には、子供二人分の食いぶちは高くつくぞ・・・。」

田畑さんがしっかり釘を刺した。