碧いラフレシアの花 その174 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

次の地方都市の宿泊先の部屋からTAKAがようこちゃんに電話をかけた。

KENちゃんはTAKAがまだようこちゃんの電話番号をキープしている事自体が不思議でしようがなかった。


電話口でTAKAがようこちゃんに優しい声をかけていた。

TAKAが幸せそうに見えた。


電話が終わってKENちゃんが「あんまり女の子に期待させないほうがいいよ。」とTAKAをたしなめた。


「また世話になるかもしれないし・・・。」

TAKAが機嫌良さそうに言った。


「東京は一回で地方は2回だな。」

TAKAがしれっと言った。


それがTAKAのゴールデンルールだそうだ。



もう8月の終わりで


4ヶ月くらい家に帰っていなかった。




夕方、さゆりさんがTAKAに電話をしてきた。

実は双子を身ごもっていると・・・TAKAに告白した。

ずっと黙っていたが

一卵性双生児だという。


TAKAが電話口で怒り出した。


「いつも黙って話しを進行させるから、訳が分からなくなる。」

TAKAがぶちきれて部屋のスリッパを投げた。


「認知も結婚もしねーよ!」


TAKAが怒って電話を切った。



その日はちょっと観光する時間があって

特にKENちゃんと乱人君が喜んだ。

KENちゃんが真帆にサブレとキーホルダーを買った。

公衆電話から真帆に電話をかけて「あと2日で戻るからね!」とKENちゃんが言った。




TAKAだけ酒臭が激しく

田畑さんがちょっと怒った。