「どうしてさゆりさんと結婚したくないの?」KENちゃんが聞いた。
「結婚したくないから・・。」
TAKAがタバコを吸い出した。
「でも、さゆりさんいい人だよね・・。結婚してあげたら・・・?子供が可愛そうだよ・・。」KENちゃんが言った。
「人事だとそういう風に思うかもしれないけど・・義理じゃ結婚なんか続かないよ。さゆりさんは俺よりも給料高いんだから、俺と結婚したらむしろ生活レベル下がるんだよ・・。何かこの時期まで妊娠してたの知らない・・ってうそ臭いよ。」
「でも・・それでも決めなきゃいけない時ってなーい?」
「KENちゃんは気楽でいいよ。俺は女運悪いんだよ。」
「式とかなくていいから、極秘で入籍したら・・?家が別の通い婚とかはどうよ・・?」KENちゃんが言った。
「そうまでして結婚したい人の気持ちなんか、俺、分からないよ。その気がないなら最初っからそんな話に乗らないほうが、傷つく人の数が少なくていいんだよ。」
TAKAがげんなりしながら頭を振った。
「あ・・悪夢だ。今年初詣すればよかった・・。」
TAKAがぼやくように言った。