5月になった。
TAKAに処女ををあげたのは
丁度2年前だった。
時が経つのはあっという間で
時間は限られている。
KENちゃんがまたツアーに出た。
夏の終わりまで帰って来ないという。
どうやって生きていけばいいんだろう。
ツアーバスのところまで行ったら
さゆりさんがTAKAに「お腹すいたらこれ食べてね・・。」とか言って、自分で握ったおにぎりとポット入りのお茶を渡していた。
さゆりさんはガバガバの服を着ていて
2段顎になっていた。
KENちゃんが「さゆりさん・・妊娠中・・。」と真帆にそっと教えてくれた。
多分こうやって物事は
あるべき道筋をたどり
若い時は
あっという間に
花火の様に燃えて
消えていく・・・。
年を取った人が花火の残り香の火薬の匂いをかいで
若い時を思い出す・・。
真帆は夭折したので
火花が蒼白く
スパーク
している時しか・・・
生涯
知らなかった。