碧いラフレシアの花 その166 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

5月になった。


TAKAに処女ををあげたのは


丁度2年前だった。


時が経つのはあっという間で


時間は限られている。




KENちゃんがまたツアーに出た。


夏の終わりまで帰って来ないという。


どうやって生きていけばいいんだろう。


ツアーバスのところまで行ったら

さゆりさんがTAKAに「お腹すいたらこれ食べてね・・。」とか言って、自分で握ったおにぎりとポット入りのお茶を渡していた。

さゆりさんはガバガバの服を着ていて

2段顎になっていた。


KENちゃんが「さゆりさん・・妊娠中・・。」と真帆にそっと教えてくれた。













多分こうやって物事は

あるべき道筋をたどり

若い時は

あっという間に

花火の様に燃えて

消えていく・・・。


年を取った人が花火の残り香の火薬の匂いをかいで

若い時を思い出す・・。












真帆は夭折したので


火花が蒼白く

スパーク

している時しか・・・


生涯


知らなかった。