碧いラフレシアの花 その152 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


マメでキチンとしたKENちゃんのかけた目覚まし時計が早朝に鳴った。

東北ツアーで、大晦日はイベントでカウントダウンという事だった。

去年はKENちゃんの実家で行く年来る年を見て、KENちゃんの実家で声を殺しながらセックスした。

一緒にKENちゃんと年を越せないなんて悲しい。

「毎日ちゃんと電話するからね。」KENちゃんが真帆に言った。

「うん。待ってるからね。」真帆が寂しそうに言った。

KENちゃんが自分でコーヒーを入れて、トーストと目玉焼きを3個作った。


「TAKAちゃんっ。朝っ。ツアー遅れるよっ。」

「眠い・・。もう仕事いやだ。」

「起きてよっ。」

KENちゃんがTAKAを布団の中で転がすようにシェイクした。


「TAKAちゃん、コーヒーと目玉焼きあるよ。食べる?紅茶がいいならティーバックがあるよ。」

KENちゃんは食に細やかなのでコーヒーはドリップ式で入れていた。

「俺・・いつも朝食わないからいい。」TAKAがだるそうに答えた。

真帆とKENちゃんが朝食を食べながら話してるのが聞こえた。

「浮気しないでよ。」

「しないもん。」

TAKAがこっそり見たらKENちゃんが真帆に目玉焼きを口移しで食わせていた。

よくやるよ・・とTAKAが呆れた。


玄関のところで真帆がKENちゃんに抱きついてバイバイした。


「あー、真帆。美奈がここまでやってきたら、ホテルに電話して。」

TAKAがめんどくさそうに言った。