碧いラフレシアの花 その130 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


B・Bのシングルが40位以内に入って、まあまあ人が入るようになっていった。


そのうちにバンドのファンの間にRに連載のTAKAちゃん漫画のキャラの酷似性について噂が広まった。


真帆の連載はかなり人気が出て、連載3回目の頃には「TAKUTO君ってB・BのTAKAに似てますよねー。」なんていうファンレターが届くようになった。

TAKAそっくりの漫画キャラTAKUTO君の存在はファンの間で盛り上がった。


あー、いやはや、昔の男で食ってるのか・・・と漫画を描きながらなんか真帆は笑ってしまった。


連載4回目くらいから読者投票で2位に入った。

新人の割にはよくやった。

編集部がドル箱だと期待しだして「TAKUTO君の目をもっとぱっちり大きく、可愛く・・描いて・・。」とか、「もっと衣装を可愛く・・。」とか細かい指導を入れてくるようになった。

TAKAちゃんキャラが妙に可愛くなって、フリルのブラウスのステージ衣装まで登場して来た。



その頃TAKAはファンの女の子に真帆のTAKAちゃん漫画を見せられて絶句した。




真帆の19歳の春がやって来た。


一年前の春にTAKAに初めて抱かれて処女をあげたんだ・・と真帆は何となく思い出した。


真帆はピアスをしている自分の耳に触れてみた。

最初の原稿料で買ったピンクトルマリンのピアスが下がっていた。


ピアスの穴を開けてもらったのもTAKAだった。