碧いラフレシアの花 その128 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


真帆はKENちゃんと同棲してるアパートで一所懸命連載用のTAKAキャラ漫画を描いた。

KENちゃんはあんまり気にしてないみたいで「いつかKENちゃんキャラも出してね。」とか冗談で言っていた。

KENちゃんはレコーディングとかで生活が忙しかった。

でも真帆が家でかんづめで仕事をしていたので、帰って来たKENちゃんにはすぐ会えた。



夜中にアパートの階段を登るKENちゃんの足音が響くと、幸せな気分になった。


時々KENちゃんを見ていて不安になるときがあった。

なぜかというとKENちゃんがあまりにも絶対的に真帆の人生を支配していたから・・・

KENちゃんだけが真帆のカードだったから・・・

いつかいなくなる日が来た時・・・


またひとりぼっちになる日が来た時・・・

どうにか生きては行くんだろうけど・・・

もうそれは・・・

同じ人生じゃないんだよ・・・。





KENちゃんは綺麗な男の子で

真帆にいつも優しかった


一緒にお風呂に入ったり

一緒にファミコンしたり



完全に同化して

暖かい青い海の中に一緒に消えて行くみたいな

そういう愛が・・・




真帆の短い人生の中に・・・・・


あった。