真帆はKENちゃんと同棲してるアパートで一所懸命連載用のTAKAキャラ漫画を描いた。
KENちゃんはあんまり気にしてないみたいで「いつかKENちゃんキャラも出してね。」とか冗談で言っていた。
KENちゃんはレコーディングとかで生活が忙しかった。
でも真帆が家でかんづめで仕事をしていたので、帰って来たKENちゃんにはすぐ会えた。
夜中にアパートの階段を登るKENちゃんの足音が響くと、幸せな気分になった。
時々KENちゃんを見ていて不安になるときがあった。
なぜかというとKENちゃんがあまりにも絶対的に真帆の人生を支配していたから・・・
KENちゃんだけが真帆のカードだったから・・・
いつかいなくなる日が来た時・・・
またひとりぼっちになる日が来た時・・・
どうにか生きては行くんだろうけど・・・
もうそれは・・・
同じ人生じゃないんだよ・・・。
KENちゃんは綺麗な男の子で
真帆にいつも優しかった
一緒にお風呂に入ったり
一緒にファミコンしたり
完全に同化して
暖かい青い海の中に一緒に消えて行くみたいな
そういう愛が・・・
真帆の短い人生の中に・・・・・
あった。