クリスマスが終わってB・Bのポスター撮影でKENちゃんはTAKAとまた会った。
二人で椅子に座ってメイクさんが化粧を始めた。
「あのさ・・KENちゃん。話しがややこしくなるから、真帆と寝ないで・・って言ったよね。分かったとか言って、今、家で俺のグルーピー飼ってるんだもん。びっくり。腹が立ってる・・。」
TAKAがむっとしながらKENちゃんに文句を言った。
メイクさんがファンデーションをTAKAの顔にべたっとつけた。
「そういうつもりじゃなかったんだけど・・、ついつい。」KENちゃんが答えた。
「ついつい・・、何だよ???真帆から誘うのはあり得ないから、オマエだな・・。」
「別れたんでしょ?自分は他の女がいるんでしょ?」KENちゃんが言った。
「今の女がうざいから真帆を復活させたい。でも今、KENちゃんが真帆を実家に隠してるから・・、いい迷惑。」
「真帆とはちゃんと付き合っているんだよ。」
「当てになんねーな。」TAKAが馬鹿にしたように笑った。
「何か一緒にいて楽しいんだもん。気が合うんだ。」
「真帆に貢いだあのオッサンはどこに行ったんだよ?」
「あれは、俺の目の前で真帆にオッサンに電話かけさせて強制的に別れさせた。」
「やたら熱心だなー。KENちゃん。」TAKAが怒って言った。
メイクさんがKENちゃんの顔にファンデーションをつけた。
「TAKAがどうこう言おうと真帆ちゃん本人がTAKAの所に戻りたくないって言ってるんだ。もう仕方がないだろ。」
「あとで、オマエの家に電話して真帆と話して呼びもどす。」
「やってみたら?無理じゃん?」
「オマエ、馬鹿ヤンキー時代に実家で女と同棲していたって言ったよな?」
メイクさんが二人の柄と品の悪さにひきつった。
「その時シンナーやりまくりで、気がついたらつい弟も混ざって3人で・・やった・・とか、みんなで気持ちよかったなぁ・・とか・・言ってたよな??」
「そんな大昔の話し・・出すなよ・・。一体いつの話だ?今回はそういうのとは違う。弟なんか今回は一切混じってないから。若気の至りだろぉ。俺は誰にも真帆を貸し出すつもりはない。貸し出し好きはオマエの方だろ。」
メイクさんがやれやれ・・と思いながらTAKAに黒いアイライナーを引き始めた。
「オマエ、人のもんで家で何してるんだ?真帆も腐った家に嫁に入ったようなもんだな。」
「どうオマエに言われようと、凄く仲良くやってるから!」
TAKAがむっとして隣に座ってるKENちゃんをブーツでこづいた。
メイクさんが「アイライナーが曲がるから動かないで下さい。」とTAKAに注意した。