碧いラフレシアの花 その115 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

日が落ちて暗くなるまで真帆とKENちゃんはいっぱい観光をした。

約束した通りKENちゃんが全部お茶からお土産から何もかも払ってくれた。

KENちゃんは優しい・・・

TAKAと違う・・・



TAKAと付き合っている時は・・・・


TAKAから貸したお金が返ってくるのか・・・?

そのまま金を返すのが嫌で逃げるんじゃないか・・・?

・・・とかいつも情けない事で悩んでいた。


KENちゃんがあんまり気前がいいので真帆がKENちゃんに悪くなってきた。


それでKENちゃんのお家用に「名物温泉饅頭」と「名物べったら漬け」と「足ツボ踏み踏み青竹。」「温泉マーク入り台所布巾」を買った。

KENちゃんはTAKAと違って他人に感謝する男だったので・・・

「真帆・・ありがとう・・。そんなに、気を使わなくてもいいのに・・。」と真帆を抱きしめて・・・

みやげ物屋のレジのおばはんが冷たい目線を投げかけるようなディープキスをお会計時に披露した。








KENちゃんの家のお茶の間で「温泉饅頭」と「名物べったら漬け」は好評だった。






KENちゃんがおじさんになって子持ちになった後も・・・

ずっと真帆の「温泉マーク布巾」と「足ツボ踏み踏み青竹」はKENちゃんの実家にひっそりと存在した。


KENちゃんは自分の子供と一緒にお風呂に入った後・・・

無邪気にその青竹を踏んで遊ぶ

自分のナマイキな子供を見て・・・

人生の残酷さを思い知る・・・


昔愛した美少女を思い出して・・・

急にKENちゃんの目に涙が溢れた・・・



昔誰かを命をかけて愛した・・・


自分の家の近所の


綺麗な女の子を急に思い出した・・・



もうKENちゃんにも誰にも

変えられない

運命というものがあるという

現実が・・・・・


KENちゃんを泣かせた・・・。