碧いラフレシアの花 その114 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


それからホテルが出してる観光バスに乗って美術館とか、民芸博物館とかに行った。

あと文学者の当時の豪邸とか・・・

まあ、KENちゃんはマメだった・・・。


KENちゃんもなんかやたら幸せそうにしていた。

真帆とさっきやった時にTAKAよりも好きだと言わせたのでKENちゃんも満足だった。

そう言えばあのおっさんも、真帆に電話かけさせて別れさせたし・・・・とKENちゃんはふと会社を首になった田中さんを思い出した。

KENちゃんと真帆が民芸博物館でうどんを食べている時にKENちゃんがTAKAとの事について真帆に釘を刺した。

「あのね・・・そろそろ今の女とTAKAは上手くいかなくなっているんだと思うんだ・・・。」

「う・・ん・・。」

「そしたらTAKAが真帆の所に戻ってくると思う。」

「・・・え、でも私はTAKAよりもKENちゃんといたいんだよ・・。」

「真帆があんな高いのプレゼントして甘やかすから、すぐにTAKAは戻ってくると思うよ。どこにも連れて行って貰えないで、体張って借金の為に俺と寝ないと別れる・・とかどやされて・・・なんでそれでもあんなにTAKAを好きになれたの?真帆が理解できない・・。」

「知らない・・・。何か好きだったんだよ。何か死ぬほど好きだった・・・。」

KENちゃんがむっとした。

「TAKAと浮気しないでよ。TAKAのグルーピーだけどあいつと共用とかはやだ。あいつのグルーピーだけど自分のものということにして逃げたい。あいつがブーブー言うと思うけど・・・正直真帆がいないと何か自分はやっていけない・・。」

真帆がKENちゃんの手を取った。

「絶対にTAKAのところには戻らないから・・・・。あたし元々KENちゃんのファンじゃないのよ。それでも今大好きっていう事は・・本当に好きになったんだと思う・・。だからTAKAのところに戻ることは絶対にないよ。」








でもTAKAの模倣キャラのおかげでプロの漫画家になれたんだよなーと真帆はちょっと思った。


そうするとTAKAのおかげか・・。


それにTAKAのおかげでKENちゃんと付き合えたんだよな・・。


ああ、これもTAKAのおかげか・・・。