碧いラフレシアの花 その113 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

それからローカル線に乗りかえがあった。

ガラス張りの待合室の中も寒かった。

ずっと二人で抱きあってた。

KENちゃんが早く・・やりたい・・と小声で言った。真帆も同じ事を考えていた。

KENちゃんが真帆の荷物を持ってくれてローカル線に乗った。

寒かったけど天気自体は良かった。

日が差して雪が白く眩しく輝いていた。


10分くらいして電車を降りた。


ホテルのマイクロバスが待っていて、家族連れとかと一緒に乗った。


ホテルは思ったよりも綺麗だった。

温泉旅館とホテルの合いの子みたいな感じだった。

入ってすぐにホテルの人が鍵をくれてKENちゃんと一緒にエレベーターに乗った。


お昼過ぎに二人はやっとホテルの部屋に到着した。眺めが良くて素敵だった。

「KENちゃん、ありがとう。ありがとう。」と言いながら真帆がKENちゃんに抱きついた。


KENちゃんが鍵を閉めてゴムを着けて真帆の下だけ脱がせて挿入してきた。


家にいる時もKENちゃんは毎日真帆を抱いた。

「俺、性欲強いから・・処理して・・。」とよく頼まれた。

やっぱりホテルでもすぐに入れてきた。

「KENちゃん愛してる・・。」

真帆が気持ち良さそうに呻くように言った。

「TAKAとどっちが好き?」とKENちゃんが言いながら突いて来た。

真帆が「KENちゃんのほうがずっと優しいから好き・・。」と言った。


本当にその瞬間からTAKAよりも優しくしてくれるKENちゃんのほうがずっと好きになってしまった。


もうTAKAの所に戻りたいとは全然思わなくなった。


終わった後ゴムを引き抜いて処理してる綺麗なKENちゃんの横顔を見て

もうこれで良かったんだ・・・

と思った・・・。

動機はTAKAの周りをまだ未練がましくうろちょろしたいから・・・・

そういう理由でただ乗っかった他の美形メンバーからの交際オファーだった・・・


でももうTAKAは何だかどうでも良くなった・・。


もうKENちゃんいなくなったら・・・

私どうやって生きていくんだよ・・・?


TAKAから呼び戻しがあっても

KENちゃんが私を必要としている限りは

絶対に戻りたくない・・。


優しいKENちゃんの後でTAKAとの交際なんか無理だ・・・・。

あれはちょっと悲しかったよ・・・・。

さもしい交際だったよ・・。