碧いラフレシアの花 112 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


とにかくKENちゃんはマメだから安心して色々任せられた。

用意周到で新幹線の駅までなんなくたどり着き、方向感覚もいい男の子だった。

とりあえずぼっーとついていっても、まあKENちゃんなら大丈夫っていうのは良く分かった。

ちゃんと新幹線の駅でお茶とか買って・・・KENちゃんという人は・・

ちと・・おばさんみたいだった・・。

車内でしっかり釜飯弁当を買って真帆に食べさせてくれたりした。

年齢の割にかゆい所に手が届くサービスに感動した。

あとガイドブックを車内でかなり熟読していた。


TAKAにはどこにも連れて行ってもらった事がなかった。


急に流産した子供の事とか思い出した。

あれはどっちの赤ちゃんだったんだろう・・。


ここのところ辛いことが多すぎた。

でもTAKAに会ったり、田中さんに会ったりしたから、次にKENちゃんというカードが出てきたのだ。

人生には流れがあって・・・

奇妙な点線でずっと結ばれていて・・・

もしも・・とかいうのはないのかもしれない。


TAKAが出てきて、田中さんと浮気したから・・・こういう顛末になったのだ。


新幹線が北上していくと雪景色が広がった。


真っ白な景色が見える窓ガラスに青い髪のKENちゃんが黒い服を着てもたれかかっていた。


最近人生が早いテンポで進むので現実感がなかった。