とにかくKENちゃんはマメだから安心して色々任せられた。
用意周到で新幹線の駅までなんなくたどり着き、方向感覚もいい男の子だった。
とりあえずぼっーとついていっても、まあKENちゃんなら大丈夫っていうのは良く分かった。
ちゃんと新幹線の駅でお茶とか買って・・・KENちゃんという人は・・
ちと・・おばさんみたいだった・・。
車内でしっかり釜飯弁当を買って真帆に食べさせてくれたりした。
年齢の割にかゆい所に手が届くサービスに感動した。
あとガイドブックを車内でかなり熟読していた。
TAKAにはどこにも連れて行ってもらった事がなかった。
急に流産した子供の事とか思い出した。
あれはどっちの赤ちゃんだったんだろう・・。
ここのところ辛いことが多すぎた。
でもTAKAに会ったり、田中さんに会ったりしたから、次にKENちゃんというカードが出てきたのだ。
人生には流れがあって・・・
奇妙な点線でずっと結ばれていて・・・
もしも・・とかいうのはないのかもしれない。
TAKAが出てきて、田中さんと浮気したから・・・こういう顛末になったのだ。
新幹線が北上していくと雪景色が広がった。
真っ白な景色が見える窓ガラスに青い髪のKENちゃんが黒い服を着てもたれかかっていた。
最近人生が早いテンポで進むので現実感がなかった。