碧いラフレシアの花 その110 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


しんちゃんとTAKAは朝になるまでいっぱい飲んだ。

二人ともふらふらになるまで飲んだ。

「TAKAさんでもクリスマスに女の子がいなかったりするんですね。俺もそんなに不幸じゃない気がしてきたぁー。うれしーな。」

しんちゃんがろれつが回らない調子で言った。

「あーあ、こんなやもめのクリスマスになっちゃったよ。女がいないしアレもないし・・・。野郎と飲んで終わったぁー。」

TAKAがへろへろになって笑いながら言った。


「今頃KENちゃんは真帆さんと力いっぱいやりまくっているんでしょうねぇー。」しんちゃんが笑いながらTAKAの肩を叩いた。

「あー、その話勘弁して欲しい。」TAKAが言った。

「でも、おかしな家ですよね。KENちゃんの実家で同棲ってなんなんすかぁ・・?」しんちゃんが言った。

「親もおかしーんじゃないの?ありえない。」TAKAが言った。

「普通じゃないよー。」しんちゃんが言った。

それからしんちゃんが「KENちゃんって長男?」と聞いてきた。

TAKAが「うん、2歳下の弟がいるって聞いた。」

しんちゃんが「今は長男の嫁みたいな感じっすかね??嫁入りみたい。」と言った。

「もう、俺やだ・・。」とTAKAがぼやいた。


それからTAKAはKENちゃんが酔っ払った時に話した昔話を思い出した。

そういえばKENちゃんは高校中退した後に実家で女の子と同棲していたと言ってた。

そしてそれに関するどうしようもない話をひとつ思い出した。


でもそれはしんちゃんに言える内容ではなかった。

思い出したらさらにむかっとして来た。