碧いラフレシアの花 その109 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


TAKAがしんちゃんの待つ席に戻ってきた。

「あー、今、真帆に電話したけどこの電話番号は現在使われておりませんっていうテープが出る・・引っ越したのかな・・?」

「あー、なんで真帆さんに電話しようと思ったんですか?」しんちゃんがおそるおそる聞いた。

「今の女がナマイキすぎる。真帆を復活させて、今の女と別れる可能性もある・・。」

しんちゃんが重い口を開いた。

「それ・・、難しいと思います・・。」

「なんで?」

「真帆さん、今KENちゃんの実家で暮らしているんです・・。」

「は???何だそれ??うそだろ??」

「いや、冗談じゃないんですよ・・。僕KENちゃんに頼まれて真帆さんの引越し一緒に手伝いましたもん。」

「俺・・・何も聞いていない。」

TAKAが酔っ払いながらむっとした。

「別れた後にKENちゃんに真帆の様子を見て来て・・とは頼んだけれど・・・こういう様子の見方をしているとは知らなかった。」

「あ・・・、女の子ってよく分からないですね・・。僕もあの組み合わせは意外でした。実はあのおっさんのほうがまだ分かる気がするんです・・。」

「KENちゃんも引っ張りすぎだよ。真帆は俺が見つけた女で、俺のグルーピーなのに、こねくり回してKENちゃん自分で飼いやがった・・・。」

TAKAがアルコールが回ってるせいかかなり怒り出した。


下手すると今の女も去って全滅というパターンも充分にありえたので納得がいかなかった。

「真帆はなぁ、処女だったんだぞ。俺がしつけて可愛がっていたのに、おっさんだとかKENちゃんとかが飛びついて・・・・おかしーよ。真帆が一番好きなのは俺なのに。」