碧いラフレシアの花 その105 TAKAサイドのストーリー | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



TAKAは新しい女が作った焼きうどんを食べていた。

新しい女はTAKAよりも年上だった。

掃除も洗濯も料理も何でも出来た。

トロそうな真帆とは違って気が利いたし、はっきりと全てにおいてだらしないTAKAに意見出来た。

その気質がTAKAにとってうざったくなってきた。


焼きうどんは美味しかった。


美人だったが気が強かった。


この間もクリスマスの予定で大喧嘩になった。

世間にうといTAKAが何もしないうちに、クリスマス期間のホテルは全部いっぱいで予約できなくなってしまった。

それで旅行もお泊りもナシになった。

いいホテルでTAKAにお姫様抱っこされたかった彼女が激怒した。


焼きうどんを食べながら彼女が言った。

「TAKAちゃん、大麻やめなよ。」

「あ・・うん・・。」

「あ・・、うん、じゃないでしょ。そういう高いの買うからいつもお金がないんだよね??こういう焼きうどんだって材料費とか私が出してるんだよ?そういう・・人の気持ちとか考えたことある?」


TAKAは真帆を思い出した。


捨てたのに何ひとつ恨み事を言わなかった。


あんなに訳のわからない高い財布と香水を買って来てプレゼントしてくれた。


あの香水でっかくて何オンス入っているのだろう・・。あの真帆のオヤジが買って貢いだ財布と同じくらい高い財布を俺に買って来やがった・・。

あんなオヤジが貢いだものくらいでインネンをつけて苛めて・・・

KENちゃんとやらなきゃ2度と会わない・・と鬼の要求を出した。

それなのに「何があってもずっと好き・・。」と最後にメッセージを留守電に残した子だ・・。




急に焼きうどんの材料費くらいでブーブー言う、自分の今の女がTAKAは急にうとましくなった。