KENちゃんがむっとして真帆のモンブランから栗をフォークで奪って食べた。
それから会計の時に「んー、冗談じゃなくて温泉考えておいてね。」と言った。
それから一緒に駅まで歩いて行った。
KENちゃんが言うには、事務所にクリスマスのロックイベントの無料優待券があるけど、そういうのに男だけで行くと、自分がモテないのがばれるから嫌だ・・とのことだった。
KENちゃんが歩きながら真帆の手を握ってきた。
KENちゃんは黒のアーミーコートみたいなのを着ていて格好よかった。
ちょっとどきどきした。
「KENちゃんって神奈川だったよね。どこ?」
「T市・・。」
「あたしは実家はC市だよ。近いね。」
「チャリで行けそう・・。」とKENちゃんが言った。
「ヤンキーだったって本当?」
「また、そういう嫌なことを言う・・。」KENちゃんが苦笑した。
「高校どこ?」
「A工業高校・・。でも2年で中退してる。」
そこは凄いヤンキーくさいんだよね・・とかなり真帆は引き潮になった。
「族にいた・・という話は・・?」
「何でつまんない事ばかり知ってるの・・?」
「教えてよ・・。」真帆が茶化して聞いた。
「あー、湘南K連合の特攻部隊隊長だった・・んだけど・・。昔の話だから、忘れてくれよ。」
真帆は一気にKENちゃんが苦手になった。