碧いラフレシアの花 その85 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

KENちゃんがむっとして真帆のモンブランから栗をフォークで奪って食べた。


それから会計の時に「んー、冗談じゃなくて温泉考えておいてね。」と言った。


それから一緒に駅まで歩いて行った。


KENちゃんが言うには、事務所にクリスマスのロックイベントの無料優待券があるけど、そういうのに男だけで行くと、自分がモテないのがばれるから嫌だ・・とのことだった。


KENちゃんが歩きながら真帆の手を握ってきた。

KENちゃんは黒のアーミーコートみたいなのを着ていて格好よかった。

ちょっとどきどきした。

「KENちゃんって神奈川だったよね。どこ?」

「T市・・。」

「あたしは実家はC市だよ。近いね。」

「チャリで行けそう・・。」とKENちゃんが言った。

「ヤンキーだったって本当?」

「また、そういう嫌なことを言う・・。」KENちゃんが苦笑した。

「高校どこ?」

「A工業高校・・。でも2年で中退してる。」

そこは凄いヤンキーくさいんだよね・・とかなり真帆は引き潮になった。

「族にいた・・という話は・・?」

「何でつまんない事ばかり知ってるの・・?」

「教えてよ・・。」真帆が茶化して聞いた。

「あー、湘南K連合の特攻部隊隊長だった・・んだけど・・。昔の話だから、忘れてくれよ。」


真帆は一気にKENちゃんが苦手になった。