碧いラフレシアの花 その72 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


車の中にはファンからのバラの花束がいっぱいあった。


金髪のTAKAと青い髪のKENちゃんが酒の匂いをさせながら疲れてぐったりしていた。


隣に座っていたTAKAが具合が悪くなって真帆の膝にうつ伏した。

まだ自分に触れてくれるのかと思うと嬉しかった。

もう今夜だけかもしれないけど

愛してる・・。


バラの香りとジャックダニエルの香りが混じって変な感じだった。

真帆がTAKAの金髪を指ですくった。

一度はこの人のためなら死ねると思ったくらい本当に綺麗な男の子だった。


堕ちる所まで堕ちていいし・・・

わたしでよかったら

使ってよ・・・。





渋滞に巻き込まれて六本木のパブPには遅れて到着した。



パブの入り口で早苗が赤のボディコンを着て待っていた。

「おねーちゃんに、業界のパーティだから服を借りたの。」

早苗は口紅も真っ赤だった。