碧いラフレシアの花 その71 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


二人とも急に酒くさくなった。

KENちゃんが「5万返さなくていいからこの子頂戴よ。」と言った。

真帆がぎょっとした。

TAKAは無視をした。


それから他のメンバーが入ってきて、着替えなどあるので真帆は楽屋を出た。

TAKAが外の駐車場のバンの所で待っているように真帆に言った。



外のバンの所でもうすでにファンの子達が花束とかプレゼントをいっぱい持って待っていた。


しんちゃんが最初に来て鍵を開けて真帆に中に入るように言った。


遮光ガラスから外の様子が見えた。

向こうからは真帆は見えなかった。


その後メンバーが出てきて社交タイムがはじまった。

TAKAのほうを見たら、真帆よりもずっと年上で背の高い綺麗な人から何かプレゼントを貰ってTAKAが嬉しそうにしていた。


メンバーが全員バンに乗ってしんちゃんが車を発車させた。

ジャイ子が追いかけてきた。

「乱人さーん。」

ジャイ子が叫んでいた。


空気がなくて苦しむ太った金魚の様に憐れだった。


真帆はジャイ子を笑えなかった。


愛の欠乏においてはジャイ子は真帆と同等だった。