碧いラフレシアの花 その70 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


また楽屋に戻ったら、TAKAがいた。

「これからヘア・メイクさんとか来て着替えるから出て行って。」と言った。

真帆が「分かった。」と言った。

「あと、そのままライブになっちゃうけど・・。ライブ終わったらまたこの楽屋に来て。」

TAKAがそう言った後、真帆の背中を撫でた。





それから真帆はTAKAのライブを見た。

カメラさんが二人来ていて撮影していた。


世界で一番愛してる人のライブだった。




ライブが終わって真帆はまた楽屋に入った。


KENちゃんがTAKAに怒っていた。

「TAKAちゃん5万円返してよ。俺実家から通ってるけど、やっぱりお金ないと困るんだけど・・。」

「ごめん・・。次の給料で返すから。」

「契約金はどうしたんだよ?」

「引越しで家具とか買って・・内金敷金とかで全部なくなった・・。」

「TAKAちゃんだらしないよ。」

「ごめん。」


TAKAがカバンの中からジャックダニエルの小瓶を出してKENちゃんに、はい、という感じで渡した。

KENちゃんがぐびぐび飲んで、次にTAKAも結構飲んだ。


ステージ用に二人とも濃い化粧をしていて、チークが不自然に濃かった。