碧いラフレシアの花 その61 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



12月3日の朝、当日の9時に電話が鳴った。


早苗だ・・。


真帆はもう居留守を使いたかった。


でも友達への義理から電話をとった。


皮肉なもので内気な真帆にTAKAに電話番号とプレゼントを渡すように指導したのはちゃきちゃきした早苗だった。

そしてこんな変な形で大当たりするとは夢にも思わなかった。




真帆が電話を取った。


「あー、真帆か?俺・・。久しぶり。」

真帆は急に腹が立ってきた。

「何よ、今日は打ち上げに連れて行けないとか、そういう電話?」

「いや、今日の10時半にS宿の東口のNマートの前にバンドのバンがとまってるから。ライブ来てよ。そこで待ってるから。他のメンバーと一緒だけど・・。」

そう言い終わってTAKAが一方的にガシャンと電話を切った。


真帆は急いで高い服を着て、急いで一所懸命化粧をした。



どうしてこういう風にいつも気まぐれなの?

なんで引越しの事とか話してくれないの?



今日はギグの後抱いてくれるよね・・?


あたし今夜は・・TAKAの為なら何でもするから・・。

だから・・お願い・・。

メジャーになっても・・・

捨てないで・・。


捨てないで・・。


死ぬほど好きなの・・。