碧いラフレシアの花 その59 TAKAのメジャーデビュー | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


ついに12月2日になってしまった。

もうこれはおかしい・・と真帆は気がついた。


明日がギグじゃんよ。

何で電話ひとつないんだよ・・。


真帆は情けなかった。


どうもメジャーデビュー前夜に捨てられたらしい。

デビュー記念のおひろめにギグの後に新しい女を見せびらかすのか・・?


この日の為に12月3日、4日といとこの結婚式だと会社に嘘をついて休みをとったのだ。

これは一体なんなのだろう・・?


真帆は電車に乗ってTAKAの家に行った。



二人の愛の温度差に気が狂いそうになった。


夜にボロイ青いトタン張りの家にたどり着いた。

玄関が閉まっていた。


ドアを叩いたら労働者風のおじさんがぬっと現れた。


相変わらず玄関に男の靴だけが散乱していた。

おじさんのものらしき地下足袋とかもあった。


でもTAKAのブーツとかはなかった。