TAKAの電話の声は明るかった。
ずっと真帆は放っとかれてTAKAに捨てられたのかと心配していた。
TAKAは公衆電話から電話していて、今は宇都宮にいるのだと言う。
「あ・・、真帆、今ライブで宇都宮にいるんだ。帰ったら会おうよ。」
「ずっと電話くれないから心配してたよ。」真帆が言った。
「あー、ごめん。仕事忙しくて・・。実は、実は・・。メジャーデビューが決まった。」
「え???本当に?良かったねー!TAKA!」
真帆が子供のように電話口でキャーキャー騒いだ。
真帆は元々高校生の時からTAKAのファンだったのだ。
「明日、俺の家に来れる?」
「仕事終わってからなら・・・7時とかでいい?」
「うん・・。待ってる。真帆と色々話したい。」
真帆は急に幸せになった。
妊娠してる事はとても言えなかった。