TAKAの所とは雲泥の差だった。
きちんとしたブランドのスリッパとか玄関のところに白いふかふかの羊の毛のような敷物があった。
真帆はそのままトイレに行って妊娠検査薬に尿をかけた。
そして田中さんと一緒に3分待った。
赤丸が2つプラスチックの窓から浮き出た。
これは陽性の印だった。
真帆はまた泣いた。取り乱した。
田中さんが使用済みの検査薬を怒ったようにゴミ箱に放りこんだ。
「俺が前の女房と別れたのは子供が出来なかったからだ。」
むっとした調子でさらに続けた。
「それが今回は一回で当たったぞ!」
真帆が「どうしよう・・・。」と泣きべそをかきながら言った。
「真帆、あんなつまんない会社やめて俺の嫁になるか?」
田中さんがふざけた調子で言った。
真帆が悲しそうに目に涙を溜めて田中さんに微笑んだ。
田中さんは真帆を見てどきっとした。
今までこんな可愛い子と付き合った事はなかった。
「泣くなよ・・。」
田中さんがたまらなくなって真帆にキスしてきた。
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