碧いラフレシアの花 その33 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


 
真帆は田中さんをK市の改札で待っていた。

田中さんはK市に住んでるので、その後喫茶店で話そうという事に電話で決めていた。


待ち合わせの場所に真帆は会社の社員割り引きで買った青いボディコンを着ていた。

真帆はこういう服は好きではなかったが、売り上げが悪かったりすると社員が自社製品を社員割引で買う風潮が真帆の会社にはあった。

それで仕方なくこんな服を買って、田中さんが喜びそうなセンスなので、今日はこれを着て田中さんを待っていた。



TAKAがこんな服を喜ぶはずはなかった。


こんな事をしたくなかった。


改札の所で待っていたら田中さんが向こうからやって来た。


真帆の側に来て「待たせてごめんね。」と真帆の肩を叩きながら言った。