碧いラフレシアの花 その25 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




次のデートで田中さんとドライブした。


田中さんだと安心して甘えられた。


田中さんの事を好きになれればいいのに・・・と真帆は思った。


そうしたらTAKAとバイバイできて普通の付き合いが出来るのに・・・。


田中さんの車はソアラだった。


ドライブの途中で海辺のファミレスに寄った。

レジのところでピンクのくまのキーホルダーを見ていたら田中さんが買ってくれた。



それからちょっと歩いて二人で海に行った。


もう寒くてサーファーの人がちらほらいるくらいだった。

田中さんが手を握ってきた。

真帆も握り返してあげた。


「僕は真帆ちゃんのことが好きなんだよ。」と田中さんが言った。


グレーの雲の向こうに鈍い光の太陽が落ちていった。


田中さんがキスをした。