碧いラフレシアの花 その21 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


真帆は彼氏がいるかどうか聞かれると「いない。」と言うようになった。


TAKAは「付き合う。」と言って抱いたけど、これは違うんじゃないかと思うようになった。


でも他の男の子は好きになれなかった。


TAKAのバンドがどんどん売れてきてライブハウスのRとかでワンマンで出来るようになってきた。


時々インディーだけど雑誌でTAKAの写真を見かけたりするようになった。


真帆は自分からはTAKAを手放したくなかった。


そのうちに秋になってきた。


空が青くなった日は夕日が赤く空気が冷たくなった。

また赤い地下鉄から降りて青いトタン屋根のTAKAの家に行った。

夕日がボロ屋の青いトタン屋根にオレンジ色に反射していた。


真帆がもうすぐ19歳になろうとしていた。