真帆は彼氏がいるかどうか聞かれると「いない。」と言うようになった。
TAKAは「付き合う。」と言って抱いたけど、これは違うんじゃないかと思うようになった。
でも他の男の子は好きになれなかった。
TAKAのバンドがどんどん売れてきてライブハウスのRとかでワンマンで出来るようになってきた。
時々インディーだけど雑誌でTAKAの写真を見かけたりするようになった。
真帆は自分からはTAKAを手放したくなかった。
そのうちに秋になってきた。
空が青くなった日は夕日が赤く空気が冷たくなった。
また赤い地下鉄から降りて青いトタン屋根のTAKAの家に行った。
夕日がボロ屋の青いトタン屋根にオレンジ色に反射していた。
真帆がもうすぐ19歳になろうとしていた。