夏の終わりに真帆はまた早苗と会った。
真帆とは高校が一緒で、早苗は美術系の専門学校に通っていた。
同じ専門学校の同級生と付き合っていた。
よく二人でデートして、ドライブしてお互いの家を行き来していて、両親も公認だった。
冷房がキンキンに利いたマクドナルドの中で早苗は真帆に「ちょっと言いにくい話があるんだけど・・・。」と険しい顔を見せた。
「あのね、真帆・・私の友達がつきあいでB・Bの打ち上げに出たんだけど・・・、ああ、その子はバンドのファンじゃないの・・・。そこでTAKAが年上の水商売風のボディコンでワンレングスの髪の女の人と一緒に打ち上げに出ていたって・・。真帆、その人知ってる・・・?」
「知らない・・。そんな人知らない・・。」
真帆の目から涙が溢れた。
ここ数ヶ月TAKAのことばかり考えていた。
毎日電話がくればいいのに・・と恋焦がれていた。
それなのにこんな事だとは夢にも思わなかった。