碧いラフレシアの花 その15 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代





それから夏になってTAKAの家に扇風機が出てきた。


扇風機が首をふるとだらしないTAKAが散らかした雑誌やチラシや紙類などがバサバサいった。



「ねえ、TAKAって私の事好きなの?」

「好きだよ。」


だんだんTAKAの愛し方が激しくなってきて、真帆の体に愛した跡がいっぱいつくようになった。


他の人がこういう事をしているとは思えなかった。


時々鏡でTAKAがつけた歯型などを見てどきっとした。


でも必要とされていると確信したし、TAKAの乱暴な愛し方でとろけそうに気持ちよくなった。



真帆がTAKAとやってるのを知ってるのは早苗だけだった。

TAKAが真帆の事を誰かに話しているかどうかは知らなかった。


一度もバンドメンバーになんか会ったこともないし、バンドの打ち上げなんか連れて行ってももらえなかった。



夏服から覗いたキスマークをファンデーションで隠すのが日課になった。