解雇と辞職の津波。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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VMTM(Virtual Matrix Time Machine)の制作を目的に、世界中のメディアから集めた情報から選んで紹介しています。

 

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist) のマティアス・ブラント(Mathias Brandt)の報告として2022年09月01日に、米国労働統計局(U.S. Bureau of Labor Statistics)によると、アメリカでは毎月400万人以上の人が仕事を辞めているそうである。この20年間を見てみると、異常に高い数字であることがわかる。

 

 

大辞泉(Das Great Resignation genannte Phänomen)と呼ばれる現象は2021年夏からあり、2021年11月に450万人の辞職者を出してピークに達している。パンデミック前に受け入れていた労働条件を、多くの労働者が我慢できなくなったことが、この展開の大きな理由のようである。

 

 

経済政策研究所のシニアエコノミスト、エリス・グールド(Elise Gould, leitende Ökonomin am Economic Policy Institute)はBusiness Insiderの取材に対し、「パンデミックによって、多くの人が自分の仕事や優先順位、やりたいことを見つめ直したと思う。」と述べた。

 

 

特に、ファーストフード(Fastfood-Restaurants)、メガマーケット(Megamärkte)、ガソリンスタンド(Tankstellen)、倉庫(Lagerhäuser)、小売店(Einzelhandel)などのサービス業が影響を受けている。

 

あるいは、「俗に言うクソみたいな仕事」ばかりと、言う。

 

After Coronaで、世界中が変わろうとしている。

 

 

それに似たことは、第2次世界大戦後にも起こった。

 

大戦後、戦争を否定し、平和運動が盛んになり、混乱の中でヒッピーが登場した。

今回のパンデミック後は、何が盛んになり、混乱の中で何が登場した。

 

確実なことは、パンデミック前には絶対に戻らないと言うことです。

 

それは、空にボールを投げても、同じところには落ちてこないのに似ています。

 

これが、私がドイツに勉強した第3哲学です。

 

 

イギリスでは、全く新しい首相がもうすぐ生まれる。

 

日本にも、解雇と辞職の津波がきている。

 

2022-07-23---パンデミックの世界史<入門篇>。