バンコク伊勢丹、28年の歴史に幕。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

VMTM(Virtual Matrix Time Machine)の制作を目的に、世界中のメディアから集めた情報から選んで紹介しています。

 

アジア経済ニュースNNA ASIAは2020年09月01日に、タイの首都バンコク中心部の大型商業施設「CW(Central World/セントラル・ワールド)」内に出店していた百貨店「バンコク伊勢丹(Bangkok Isetan)」が2020年08月31日に閉店したと報告した。

 

1992年の開業以来28年にわたり営業し、「日本の百貨店」として親しまれてきた。2020年08月31日午後には閉店イベントが開催され、一般客やメディア関係者が詰めかけた。

 

営業最終日となった2020年08月31日に、三越伊勢丹ホールディングス(HD)が議決権49%を持ち、バンコク伊勢丹を運営する連結子会社イセタン(タイランド)の従業員がダンスを披露し、客に謝意を示した。

 

 

https://time-az.com/main/detail/72762 

 

平日にもかかわらず、店舗の前では記念撮影をする老若男女の姿が見られ、店内は閉店セールで会計を待つ人の列ができるほどにぎわっていたと伝えている。

 

 

日本に留学経験のあるタイ人女性(37)は、「日本の百貨店の雰囲気そのままで、来店するたびに日本のことを懐かしく思い出していた。閉店してしまうのは残念だ」と話した。

 

タイ人には、多くの日本ファンがいる。

 

三越伊勢丹HDの広報担当者は、閉店の理由について「CWを運営するタイの流通大手セントラル・グループ傘下のCPN(Central Pattana/セントラル・パタナー)と賃料の条件面で折り合わず、永続的に利益を確保することが困難と判断した」と説明した。

 

「6階の紀伊國屋書店とレストラン街の一部は9月以降も当面営業を継続する予定だが、営業終了時期は現時点で未定」という。

 

イセタン(タイランド)の2020年3月期の売上高は前年比7.4%減の44億2,700万円、純損益は7億5,200万円の赤字(前期は8,600万円の黒字)に転落した。

 

バンコク伊勢丹は6フロアから成り、店舗面積は約2万2,300平方メートル。1階では化粧品や宝飾品・時計、靴、2階では婦人服、3階では紳士服、4階では玩具や寝具、台所用品などの家庭用品を販売してきた。5階は「和食ギャラリー」と称し食料品を販売するほか、フードコートを併設し、多くの日本ブランドが出店していた。

 

三越伊勢丹HDの海外店舗数は32店。「伊勢丹」ブランドの店舗は、シンガポールに5店、マレーシアに4店、中国に4店出店している。

 

コロナは、多くの場所で混乱を巻き起こしている。

 

「バンコク伊勢丹(Bangkok Isetan)」の緯度、経度。

13°44'51.6"N 100°32'23.1"E

または、

13.747669, 100.539753

 

2018-09-01---バンコク伊勢丹で、山梨県が宝石の展示会開催。

2017-07-14---タイで、甲府の和菓子が食える!