香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2020年08月09日に、1979年以来の訪台となる米国の最高位の高官として、米国のアレックス・アザール保健長官(US Secretary of Health Alex Azar)が日曜日に台湾に到着したと報告した。
また、今回の訪問は、2018年に米台関係者のより高いレベルの交流を許可する台湾旅行法が可決されて以来、最も注目度の高いものとなり、アザール長官は数日後に蔡英文総統(President Tsai Ing-wen)と会談する予定である。
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「私は、台湾の世界的な健康のリーダーシップに対するトランプ大統領の支持を伝え、自由で民主的な社会が健康を守り、促進するための最良のモデルであるという我々の共通の信念を強調することを楽しみにしています。」とアザール長官は到着前に発表されたステートメントの中で述べた。
「台湾は、COVID-19の大流行の間、そしてそれよりもずっと前に、グローバルヘルスにおける透明性と協力のモデルとなっている。」と、保健長官は言った。
それに対して、米国は、日曜日の時点で500万人以上の症例と16万人の死亡者数と、コロナウイルスの症例数と死亡者数で最も高い記録を持っている。
米国の政府専用航空機で松山空港に到着した彼は、マスクを身に着けていた。
台湾の副外相田中光(Deputy Foreign Minister of Taiwan Tien Chung-kwang)によって歓迎された。
旅行の間に、彼はまた呉釗燮外相(foreign minister Joseph Wu Jau-Shieh)と陳時中保健大臣(health minister Chen Shih-chung)に会い、台湾の政府との健康協力の覚書に署名し、疾病管理センター(Centres for Disease Control)を訪問する。
北京はこの訪問に怒りをあらわにし、不特定の対抗措置を脅している。
台湾を分断された省とみなしており、米台間の公式な交流は中国一国政策に違反すると考えられている。
しかし、米国、オースとラリイアなどは、台湾のWHO加盟に賛成である。
中国外務省の王文斌報道官は、今回の旅行は台湾の独立勢力に間違った信号を送り、地域の平和と安定に深刻なダメージを与えるだろうと述べた。
「中国一国政策を無視したり、否定したり、挑戦したりする試みは失敗に終わるだろう。」と言った。
中国一国政策は、1949年の内戦終結後、敗北した民族主義者が台湾に逃げ込んだ後、中国政府が一つしかないことを認めている。
しかし、中国が戦闘態勢に入った時から、中国の声は米国に聞こえなくなったことだろう。
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