オーストラリア、夏季オリンピック開催立候補のルール外! | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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アジア経済ニュースNNA ASIAは2019年06月18日に、オーストラリアの新聞「オーストラリアン(The Australian)」は2019 年06月15日に「Australia’s southern capitals ruled out of Olympics bids」を公開し、IOC(International Olympic Committee/国際オリンピック委員会)が、夏季オリンピックの開催期間を07~08月と定めたことから、QLD(クイーンズランド)州南東部を除くオーストラリアの各都市は事実上、今後の夏季オリンピックの開催地として立候補することが困難になったと伝えたと報告した。

 

https://time-az.com/main/detail/68868 

 

その背景には、米国でのオリンピック独占放映権を持つ放送局NBCの意向があるという。

 

夏季オリンピックは2020年に東京で開催された後、2024年にはフランスのパリ(Paris, France)、2028年には米国のロサンゼルス(Los Angeles)で開催されることが決まっている。

 

NBCは夏季オリンピックの2032年までの米国内の独占放映権を獲得するためIOCに総額でUS$23億(約2,497億円)を支払うことになっている。

 

これは2023年までのIOCの総収入の約40%に上る。

 

NBCは他の主要なスポーツ・イベントと重なるのを避けるため、07~08月の夏季五輪の開催をIOCに要望したものとみられている。

 

メルボルンでは1956年11月22日~12月8日に、シドニーでは2000年9月15日~10月1日でそれぞれ夏季オリンピックを開催した。両都市とも十分な人口とスポーツ施設、各種インフラを備えているが、07~08月は冬にあたる。

 

それに、2028年のロサンゼルスまでは、すでに開催地が決まっていて、NBCは2032年まで、夏季オリンピックの独占放映権を獲得するので、実際は4年に1回開催するオリンピックでは、2032年の1回だけ、オーストラリアでオリンピックが開催されないが、そのあとは未定であり、テレビの衰退は、どんどん激しくなっているので、その後まで独占放映権が、大きな権力を持っているのだろうか?

 

まだ、時間はあるので、2032年以降については、これから対策を練ればいいのではないだろうか?

 

慌てて悲観的になる必要はない。

気候だって、どう成るかもわかっていない。

 

ジョン・ダウリング・コーツは、国際オリンピック委員会副会長でもある。