人工ふ化させたウナギの稚魚を成魚まで育てる実験に成功。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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日本経済新聞 電子版は2019年06月10日に、国立研究開発法人の水産研究・教育機構は九州の業者と連携し、人工ふ化させたウナギの稚魚を養殖池で成魚まで育てる実験に成功したと報告した。

 

試食会を開いて成果をアピールする計画もある。

 

https://time-az.com/main/detail/68775 

 

卵から成魚まで育てる完全養殖は技術的には可能になったが、商業化には生産効率を高めコストを大きく引き下げる必要がある。

 

 

ウナギの生態のナゾの解明に取り組みながら、突破口を探っているのが現状である。

 

九州南部、大隅半島の付け根にある鹿児島県志布志市。

 

ウナギの養殖や加工を手がける大分県佐伯市山田水産の養殖場の一画で、特別なウナギが育っている。

 

水産機構が人工的に育てた稚魚(シラスウナギ)が通常の養殖池で育つのかを調べるための実験だが実施されている。

 

2018年07月、山田水産は水産機構から約150匹のシラスウナギを提供された。

天然モノと同じように育て、ばらつきはあるものの多くが食べられる大きさに成長した。

「育ちのいいものは天然ものに引けを取らない」と、山田水産養鰻(ようまん)部の加藤尚武部長は満足げだったと言う。

 

水産機構は2010年、研究施設の中でニホンウナギの完全養殖に成功した。

 

海外では、韓国が日本と同様に完全養殖に成功し、実用化を目指している。ヨーロッパでは、完全養殖は実現していないが、ヨーロッパウナギの研究が進んでいる。

 

効率的な生産システムが完成すれば「商業生産にめどがつく」と山野センター長はみる。

 

持続的なウナギ生産が実現し、完全人工養殖のかば焼きが口に入る日も遠くないかもしれないと、日本経済新聞 電子版は期待を述べている。

 

もう直ぐ、麻薬のように、隠れて鰻を食うこともなくなるかもしれない?

 

 

 

鰻の人工ふ化は1973年、北海道大が初めて成功させ、近年では栃木県内の馬頭高校が2011年12月に、愛媛県宇和島市の宇和島水産高校が2015年2月にそれぞれ、人工ふ化を成功させている中、2017年09月30日には鹿児島県大崎町の大手養鰻業者の㈱鹿児島鰻と、兵庫県姫路市の観賞魚輸入卸の神畑養魚㈱は養鰻業者として初めて、ニホンウナギの人工ふ化に成功し、仔魚(プレレプトセファルス)約3万尾を得た。

 

静岡県南伊豆町の技術開発を担う水産機構増養殖研究所南伊豆庁舎の緯度、経度

34°36'46.3"N 138°50'52.4"E

または、

34.612856, 138.847894

 

 

鹿児島県志布志市の山田第一水産養鰻の緯度、経度

31°28'52.2"N 131°02'06.9"E

または、

31.481156, 131.035250