アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年04月24日に、いすゞ自動車は2018年04月23日に、新興国向けに開発したキャブオーバー型軽量トラック「TRAGA(トラガ)」をインドネシアで発売したと報告した。
小型トラック「エルフ」より小型のモデルで、現在、いすゞのラインアップにはない新しいセグメントに参入する。
農家など小売り需要を取り込み、今年は3,000台の販売を目指すことにしている。
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私は以前から、日本の農家が多く採用しているスバルや鈴木のバンや軽トラをなぜ東南アジアで売らないのかと考えている。
インドネシアの首都ジャカルタで世界初公開した。
いすゞ自動車の片山正則社長は「インドネシアを国際戦略上の最重要市場として位置付け、新セグメントに挑戦する場として選んだ」と説明した。東南アジアなど他の新興国へも輸出する方針だと話した。
トラガの車両総重量(GVW)は約3トンで排気量は2500cc。平ボディーと、ボックスの2車型を展開する。
積載効率や小回り性、省燃費など同セグメントで求められる性能強化に注力し、競合他社との差別化を図った。
荷台内寸は長さが2.8mで幅が約1.6m、最小回転半径は4.5m、燃費性能は競合より約2割改善した。平ボディーのジャカルタでの販売価格は1億9,000万ルピア(約148万円)。
世界戦略モデルとして、タイにある新興国向けトラック開発統括会社「IGCE(Isuzu Global CV Engineering Centerいすゞ・グローバル・CVエンジニアリング・センター)」と日本で共同開発し、インドネシアのIAMI(Isuzu Astra Motor Indonesia/いすゞアストラモーターインドネシア)が2月に生産を開始した。
現地調達率は52%、欧州排ガス基準は「ユーロ2(EURO2)」に対応した。