ENS(Environment News Service)
World
Newsはは2006年3月28日に、世界中の狂牛病の症例は毎年減少し、動物健康の監視を専門とする2つの国際的な政府機関によると、BSE
(Bovine Spongiform
Encepalopathy)として正式に知られている致命的な脳消耗性疾患の症例は過去3年間で毎年約50%の速度で減退していると報告した。
http://www.ens-newswire.com/ens/mar2006/2006-03-28-02.asp
調
査を発表したのは、FAO(UN Food and Agriculture
Organization/国連食料農業機関)で、FAOはパリにある調査機関OIE(World Animal Health
Organization)の統計から、2004年に世界でBSEにより死亡した牛は878頭であったが、2005年には474頭に減少していると発表し
た。
OIEによれば、ピーク時の1992年は何万という数値であったが、2003年には1,646頭にまで減ったと報告している。
ま
た、BSEの人間の型であるvCJD(variant Creutzfeldt-Jakob
Disease/異形ヤコブ病)での死亡例は世界中で2005年に5人が報告された。
2003年には9人、2004年には18人で、すべてイギリス(病気によって最も影響された国)で発生している。
イギリス衛生局(UK Department of Health)から2006年3月3日に発行された最新のレポートによれば、これまでに明確なvCJDによる死は110人を確認している。
ま
た、最初にBSEが発見された1986年11月からこれまでに、合計18万1376件のBSEがイギリスで報告され、イギリスのBSEのレポートの数は、
1992年に低下し始め、それ以来、毎年低下し、2002年には755件がイギリスで報告された。しかし、BSEを報告する21の他国からは891件の報
告があり、1989年からこれまでに、オーストリア、ベルギー、カナダ、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルラ
ンド、イスラエル、イタリア、日本、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、オランダ、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スペイン、スイス、および米国
から、合計で3,286件のBSEが報告されている。
これらの調査結果から、狂牛病の大きな峠は過ぎたといえるが、きちんと調査を継続
し、その結果を正直に報告することが重要で、米国のように外国(日本、韓国、中国)人の健康についてまで、政治的圧力を利用して売り込むことがもっとも問
題であり、不信感が抱かれる大きな要因といえ、もっとも愚かしく、米国の牛肉業者を苦しめていたのは米国の政治家であったといえる。
はじめから、米国が全頭検査を導入していれば、これほど大きな問題にはなず、不信感ももたれなかったことだろう。
つまりは、米国政治家が起こした行動が、世界中で米国人全体に不信感を抱き始めていることは、狂牛病だけではなく、イラク戦争などにもあてはまるといえる。
これを科学的と言い、米国が取ってきた行動は非科学的といえる。
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