「踏まえる」って、なにをどうすることですか? | 実習記録に振り回されない看護過程の学び方

「踏まえる」って、なにをどうすることですか?

いつも、ありがとうございます。
ナースの先生、ローザン由香里です。


非言語的コミュニケーション


老年看護学の実習でアセスメントをするとき、老年期の特徴を踏まえてアセスメントするのは、鉄則ですよー、という話をしました。


その記事は、→こちら「老年看護学のアセスメントで個別性を出す方法」


が、そもそも、老年期の特徴って、どこでどう踏まえるわけ?という方へ。


アセスメントというのは、なにをすることを言うのか、というと、「患者さんの状態を判断すること」をいいます。


患者さんの栄養の状態がどうなのか?
患者さんの排泄の状態がどうなのか?
患者さんの活動の状態がどうなのか?


などを、判断するわけですが、良い状態であるとか、よくない状態である、と判断した後、


ほいでは、なんでそんな状態になっているの?ということを、確認するんですね。
(なぜ?を確認するのも、アセスメントの作業のひとつ、です)


なぜなら、原因となっている事柄がわかると、「原因となっている事柄」を減らしたり、なくしたりすることで、「よくない状態」を改善できる、という計画をたてることができるからです。


アセスメントをして、よくない状態なので、看護介入が必要だ、となったときの看護計画の中身が、
「原因となっている事柄を減らしたり、なくしたりすること」になる、ということです。





という作業の中の、「なぜ?を確認する」という場面で、老年期の特徴を使います。


要は、よくない状態になっている原因として、老年期の特徴が考えられる、ということです。


というわけで、勉強した「老年期の特徴」を使う場面は、アセスメントの中でも、栄養の状態が良くないとき、排泄の状態が良くないとき、活動の状態が良くないとき、など、なぜよくない状態なのか、【原因を考えるとき】です。


アセスメントするとき、老年期の特徴ををまとめたノートを、手元に開いて、作業を進めましょう!



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