2歩先のことは
考えなくていい
とにかく1歩 進もう
このたびの震災は、
とても不幸な出来事です
いったいどうしたら、
この不幸から立ち直ることができるのでしょう
いまから10年以上 昔の話です・・・
兵庫県神戸市に
たいへん評判のいい老人ホームがありました!
その施設では、
福祉に たいして情熱を持った施設長
の下、
スタッフ一丸で、利用者の幸せのために、
日々 精力を そそいでいました
しかし、1995年
あの阪神淡路大地震が起こりました
震災後の施設に、スタッフが集まりましたが、
変わり果てた施設の あまりにも無残な姿に
そこにいた誰もが皆、
「 もうダメだ 」 と 思いました (´□`。)
しかし、施設長は、
「 やろう! 今やれることをやろう! 」
と、瓦礫を片付け始めました
しかし、2人のスタッフを残して、
ほかの人は去っていきました (´_`。)
皆は 口々に、
「無理に決まってる」
「物事には限界がある」
そう言って、壊れた施設を あとにしました
何日か経ち、
ある男性スタッフが、久しぶりに施設を覗いてみると
そこには 3人だったはずの人が、
ボランティアを含め、10人に増えていました。
施設長の情熱
が、
人の心を徐々に動かしていったのです
彼も その一生懸命な姿に感化されし、
施設長に、
「 今、アルバイトをしていますが、
空いてる時間で よろしければ お手伝いします 」
と 言うと、
施設長は、涙
を流して
「 ありがとう、たとえ わずかな時間でいいんだ!
いま大切なのは、小さなつみかさね なんだ!」
そう言いました(T T)
それからも、
施設長の この「小さなつみかさね」という言葉に
共鳴した人たちが、日ましに増えていき、
半年後には、
スタッフだった人、利用者のご家族、ボランティア等、
総勢100人以上もの人が
施設復興へと かかわっていきました
そして、心ある人々からの
多くの寄付金、義援金も集まり、
施設は、1年も経たず
奇跡的に復興したのでした
決して 特別なことを したわけではありません
小さなつみかさね が、
震災という不幸な出来事を乗り越え、
復興へと導いたのです
ふこう という言葉に
小さなのつみかさね
の
小さな”っ”を 入魂すると、
ふっこう に なります
小さな1歩1歩が
やがて
大きな成果へと
つながります!
ふこう (不幸) + っ (小さな つみかさね) = ふっこう (復興)
※被災地からの声、ここ です!