地震の備え:地震に備えて既製家具・家電の耐震強化②
ガラスの棚は最近少なくなりましたが、それでも飾り棚のガラス戸が割れたり、台所の吊り戸棚の物が飛び出てきたりなどで危険がいっぱいです。そこでまず、棚など収納家具の転倒防止です。タンスや飾り棚などの収納家具が倒れるのは、家具の片方が回転するように持ち上がるためです。従って家具と天井の間にすき間ができないように、きっちりサイズの箱を作り、それを押し込むようにはめ込みましょう。
市販の横H字型で高さが調整できる突っ張りの金物は、この原理を応用したものですが、激しい揺れには支えが天井に突き刺さったり、家具の上面を突き破ったりする危険性があります。家具の上と天井面に家具と同じ大きさの棚板や構造用合板を挟んで補強することが大切です。つまり広い面で抑えて力を分散させることが効果的です。
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地震の備え:地震に備えて既製家具・家電の耐震強化①
私を含めてですが、目の前で収納家具や冷蔵庫などが転倒するほどのひどい揺れを実際に体験された方は少ないと思います。来年で14年になる阪神・淡路大地震や新潟中越地震などで被災された方々は一様に、家具や家電の転倒の怖さを話されます。
倒れてきた収納家具や物に挟まれてケガをしたり、倒れてきた家具に行く手を阻まれて逃げ道を失ったり、ドアが開かなかったりなどで不運にも火焔に巻き込まれた方も多いのです。起震装置などでこの揺れを体験することもできますが、実際には想像を絶する揺れとともに、物が落下して食器が飛び散り、その音の凄まじさが恐怖感を増幅させ、パニックに陥るそうです。
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地震の防災対策: 災害から高齢者守れ
災害時の高齢者など要保護者への支援を考える「地震・津波に強いまちづくりフォーラム~災害から重度の高齢者を守る」(毎日新聞仙台支局など後援)が20日、仙台市青葉区の東北福祉大ウェルコム21で開かれた。
学生や一般聴衆約80人が参加。在宅医療専門の診療所「仙台往診クリニック」(同区)の川島孝一郎院長(54)が講演した。
近い将来の県沖地震発生が確実視される中、川島院長は「地域住民の連携マニュアルや支え合いマップを事前に作成しておくべき」と訴えた。
また、災害時に在宅医療中心の診療所が果たす役割の大きさをデータで紹介した。78年の県沖地震では、国公立・私立病院が対応した救急患者数計710人に対し、診療所は2703人に上ったという。
川島院長は「手術などを除き、ほとんどの医療は在宅で可能。診療所に加え訪問看護や避難所、消防団員などが、各地域ごとにうまく機能する仕組み作りが求められている」と指摘した(毎日新聞)
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