地震が起きたら: 避難時の注意点③
【移動手段は?】
時間が経ってくると車は大渋滞になり、動けなくなるケースがあります。
また、緊急車両(消防車、救急車など)の妨げになるので止めた方がいいでしょう。
運転中に被災した場合も、キーはつけたままにしてください。
徒歩が基本ですが、急ぎの場合等に役立つのは、バイクや自転車です。
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地震の備え:地震に備えて既製家具・家電の耐震強化④
キッチンの吊り戸棚は高い位置にあるため、物が勢いよく飛んで来ます。扉が開かないようなラッチ式のカギ付きドアもありますが、引き手に太めの輪ゴムやヘアーバンドのようなもので留めるのも簡単な方法です。高所収納はできれば引き戸の方が安全です。
被害が多い割に意外に見落としがちなのは大型の冷蔵庫やテレビです。阪神・淡路大震災では、洋服ダンスや大型冷蔵庫の扉が開いて転倒してきたところに下敷きになった子どもや老人が多くいます。冷蔵庫は扉にもビールなどの物を入れるため、ドアが重く開いたら危険です。だからと言って、冷蔵庫やテレビなどを壁に縛り付けることは困難です。そこでこれらの前足の下に硬質ゴム(市販の吸振ゴム)などで少し高く上げましょう。厚さは5~10ミリぐらいあれば十分で、前に滑り出すこともドアが開くこともなくなります。
地震防災ネット提供: 「耐震グッズ 3点セット」
地震の備え:地震に備えて既製家具・家電の耐震強化③
写真は飾り棚を天井面までぴったり押し上げ、その下のスペースに引き出しのついた箱をかましたものです。家具や物の重量を支えるため、柱と方立てによるしっかりした箱が必要になりますが、多少大きくなっても足下だけに目立たず、家具の見かけを損ねることもありません。
この例では、扉がガラス戸なので飛散防止フィルムを張って物が当たっても割れないようにし、扉そのものも開かないように家具用の鍵を付けています。よく欧州の家具やクローゼットの扉で引き手がなく鍵穴だけのものがありますが、あのスタイルです。これなら地震時にも扉が開いて物が飛び出して来ることもなく、幼児も勝手に開けられず、いたずら防止もできて安心です。
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